パニック障害持ちの私が、一歩踏み出した日
パニック障害を持っていると、調子が悪い時期は外出するのが怖くなることがあります。
「ひとりで出かけたら、どこで泣き出すかわからない。」 「途中で動けなくなったらどうしよう。」
そんな不安が常につきまとい、家に閉じこもってしまうことが増えていました。
この頃、私は特に調子が悪く、外に出るのも怖いし、夜も眠れない状態が続いていました。
母からの一言がきっかけ
ある日、夜眠れないことを母に相談しました。
すると母は**「散歩してみたら?」**と提案してくれました。
正直、最初は「そんな簡単に外に出られないよ」と思いました。 でも、母の言葉がどこか心に引っかかっていました。
「確かに、外の空気を吸ったら少しは気分が変わるかもしれない。」
そう思い始めたのです。
1人での散歩は怖かったけど…
とはいえ、1人で散歩するのは心配でした。
そこで、彼に相談したところ、「一緒に行こう」と言ってくれました。
自宅から彼が来てくれる駅までは、頑張って1人で行くことにしました。
駅に向かう道中も不安でいっぱいでしたが、なんとか到着。
彼と合流してから、地元の森林公園へ行きました。
森林公園での散歩
久しぶりに外の空気を吸って、ゆっくりと歩くと、少しずつ心が落ち着いていくのを感じました。
木々の緑や、鳥のさえずりを聞きながら歩く時間は、心をリセットする時間になりました。
彼は、特に何かを話すわけでもなく、ただ隣にいてくれました。 そのことが、とても心強かったです。
帰りはレストランでモンブランを
散歩の帰り道、モンブランが気になっていたお店があったので彼と一緒に
久しぶりの外食で、正直なところ食欲はあまりありませんでした。 それでも、レストランでモンブランを少し食べることができました。😁
「食べられた」という小さな達成感が嬉しかったです。
帰りは、彼が自宅まで送ってくれました。
少しずつ一歩を踏み出していく
この散歩は、私にとって大きな一歩でした。
1人では怖くても、誰かが一緒にいてくれるだけで、安心して外に出られることがある。
「無理に一人で頑張らなくてもいいんだ。」
そう思えたことが、今の私にとって大きな収穫です。
これからも、無理せず、自分のペースで少しずつ一歩を踏み出していこうと思います。
読んでくださって、ありがとうございます。
もし、同じように外に出るのが怖いと思っている方がいたら、誰かの力を借りるのも一つの方法です。
無理しないで、自分を大切にしてくださいね。